フローリングは長年使っていると、光沢がなくなってきます。これは、フローリングのワックスが剥がれてしまったためで、ワックスをかけ直すことで、簡単に輝きを取り戻すことができます。また、ワックスはフローリングを保護する効果もあり、傷や汚れからフローリングを守ってくれています。このページでは、光沢が失われたフローリングを簡単にワックスをかける方法を紹介しています。
簡単にフローリングの掃除をする方法
毎日のフローリングの掃除は、汚れの種類や程度によって掃除の方法を選ぶと効果的です。フローリングが汚れる種類と簡単な掃除方法を紹介します。
埃や衣服などの繊維クズ、髪の毛、ペットの毛など
これらの汚れは、簡単に掃除が出来ます。掃除機で吸い取ったり、フロアワイパーなどで簡単に拭き取ったりといった方法です。
掃除機のみで済ませてしまうという方も多いと思います。また、手軽なフロアワイパーのみを使用している方も多いと思います。
埃や衣服などの繊維クズ、髪の毛、ペットの毛などの汚れは、フローリングのホコリなど吸い取る・拭き取るだけで、簡単に済ますことができます。
足裏の皮脂やキッチン周辺の油汚れ
足裏の皮脂やキッチン周辺の油汚れは、フローリングがワックスでコーティングされていると簡単にきれいになります。
汚れが軽い場合は、水で濡らして固く絞った雑巾などで拭くと良いでしょう。洗剤は要りません。また、後から乾拭きを行いましょう。
汚れが酷い場合は、台所用の中性洗剤を薄めて雑巾などに含ませて、汚れを拭き取ります。そのあと水で濡らして固く絞った雑巾などで拭くと良いでしょう。また、後から乾拭きを行いましょう。
2度拭きが面倒という方には、アルカリ電解水がおすすめです。アルカリ電解水は、水を電気分解して作られたアルカリの性質を持った水溶液で、水からできた無色無臭の安全なエコな洗剤です。100円ショップやスーパーでも市販されています。
尚、フローリングのワックスの種類によっては、アルカリ性が強いとワックスを溶かしてしまう可能性がありますので注意して下さい。
ワックスの劣化や剥がれ
ワックスが劣化すると、フローリングが黒ずんでいるように見えることがあります。これは、新しくワックスをかけた時に、下層に残ったフローリングワックスが劣化してきて、ワックスが黒ずんでいるように見えます。
このようなときは、古いワックスをはがして、新しいワックスを塗り直せば黒ずみのないフローリングになります。
しかし、フローリングに新しいワックスを塗り直すのは結構たいへんです。普段からきちんと手入れをして、ワックスを塗り直す手間を省くのが良いと思います。
また、ワックスが剥がれたところは、フローリングの表面がザラザラして、白っぽくみえます。こうなったときは、放っておくと傷みがどんどん広がるので、早めのワックス補修が必要です。
簡単にフローリングのワックスを維持する方法
フローリングのワックスには、水性ワックスと樹脂ワックスがあります。水性ワックスは、蝋が主成分で、ワックスがけが比較的簡単です。洗浄成分が入っている水性ワックスを使えば、ワックスがけの前の洗浄を省くことができます。ただし、耐久性があまりないので、光沢を保つためには、頻繁に塗り直す必要があります。
樹脂ワックスは、ウレタンやアクリルなどの樹脂が主成分で、光沢のある仕上りと、高い耐久性があります。ただし、ワックスを塗る前には、古いワックスを剥離する作業が必要です。
どちらの種類のワックスも、塗布後は水分が蒸発してフローリングの表面に皮膜を作ります。
フローリングのワックスを塗る際は、水性ワックスを塗るか樹脂ワックスを塗るか迷うところですが、簡単にフローリングのワックスを維持する方法としては、樹脂ワックスの重ね塗りをおすすめします。
簡単に樹脂ワックスの重ね塗りをする方法としては、シートタイプのワックスかスプレータイプのワックスが便利です。
シートタイプのフローリングワックスは、シートをフローリングワイパーに取り付けて、掃除するようにフローリングの汚れを落としながら、簡単にワックスがけをすることができます。
ワックスの効果は商品によって異なりますが3~4ヶ月は持ちます。また、10分ほどで乾燥しますので、簡単に部屋全体のフローリングのワックスがけが出来ます。
重ね塗りをするときは、ワックスを薄く伸ばすように塗るのがコツです。
スプレータイプのワックスは、スプレー状のワックスを吹きつけて塗ります。
ワックスが部分に剥がれて気になる所や、フローリングに傷などがついて補修した後に、ピンポイントで使いたい時などに便利です。
スプレーしてフローリングワイパーなどで均一に広げるだけですので簡単です。シートタイプと同様に、汚れを落としながら、簡単にワックスがけをすることができます。
フローリングを補修する方法やフローリングワックスの使い方は、次のページを参考にしてください。
ただし、黒ずみが気になってきたら、ワックスを剥がしましょう。大体5年ぐらいは、ワックスを剥がさなくても大丈夫だと思います。