どこにしまったかわからなくなって、冷蔵庫の中を探しまわったり、買ったことを忘れていた賞昧期限切れの食品が、奥から出できたりということはありませんか。冷蔵庫のドアを長時間開けておくのは、電気代が無駄になるばかりか、衛生面からもよくありません。内部をきちんと整理して、中身が見やすく取り出しゃすい冷蔵庫にしましょう。
冷蔵室
密閉容器
食材の残りや食べ残しなど、お皿にラップという収納法では重ねられないので場所を取ります。
面倒でも密閉容器に入れて保管を。
密閉容器は中身が見える透明か半透明の物がよいでしょう。
その場合、同じ形で揃えたほうが、冷蔵庫の中で積み重ねられ、省スペース収納に役立ちます。
卜レ一、バスケット
瓶詰の食品などは、長方形の卜レーやバスケットに入れておけば、卜レーごと手前に引っ張り出せるので出し入れが簡単になります。
また、液だれしでも卜レーを洗うだけなので安心。長さ、深さともいろいろなサイズがあります。
ジュース缶
ジュースやビールの缶を横にして、しかも2段重ねて収納できるケースがあれば、夏場でも冷蔵庫内がすっきりします。
チューブ立て
チューブタイプの薬昧は、ドアポケットの外側につけることができるタイプの容器を使えばすっきり。
また、マヨネーズやケチャップを逆さにして冷蔵庫に入れておける専用のスタンドもあります。
ワイヤーラック
冷蔵庫内を無駄なく使うには、ラックなどで棚を増やすのも方法。
食器用ラックや棚板に吊るせるタイプのラックなどを使って、整理しましょう。
ただし、吊るすタイプのワイヤーラックに重い瓶詰などをたくさんのせすぎるとラックがたわむので注意を。
回転台
回転台を使えば、奥の物も簡単に取り出せます。
冷凍室
冷凍用パック
まとめ買いした食品や余った料理などは、そのままレンジで解凍することもできる冷凍パックに入れて保存しておくと便利。
冷凍する際は、平たくしておくと速く凍りやすく、解凍する際もムラがありません。
また、それらは立てて収納しておくと取り出しやすくなります。
引き出し式の冷凍庫の場合は、ブックスタンドなどを使って立てるのも方法です。
野菜室ストッカー
野菜は畑で育った状態と同じように立てて収納すると長持ちします。
こうしておけば、広くて深い野菜室で野菜が奥にもぐり込む心配もなくなります。
冷蔵庫の外側
台所の中でも大きな面積を占める冷蔵庫。
その側面や前面を利用しない手はありません。
キズや跡が残る心配もないマグネット式や吸盤式のフックやラック類がいろいろ出回っていますから、収納したい物に合わせて上手に組み合わせて使いましょう。
冷蔵庫の上部
冷蔵庫を設置する際は、周囲、上部に放熱スペースが必要です。かつては、上部に至っては50cm以上離す必要カずある商品もありましたが、最近は冷却システムの進化により、ほとんどの冷蔵庫が5~10cm あければOK(メーカーや機種により、放熱スペースが異なるので、説明書でご確認ください)。
つまり、放熱スペースさえあければ、冷蔵庫上部も収納に使えるということ。冷却効率を損ねないよう気をつけて、有効に利用しましょう。
両サイドに壁がある場合
両サイドに壁がある場合は、冷蔵庫上部から放熱スペース分、離した位置に突っ張り棚を取り付けます。
冷蔵庫の奥行きを生かしたい場合は、2つ前後に並べて取り付けるとよいでしょう。
カーテンポールをつけて目隠しするとすっきりします。
サイドに壁がない場合
放電スペース分の高さの脚があるラックやすのこなら上部にのせてもOKという機種もあります。
しかし、直置きするとそのぶん、熱効率が悪くなるのは否めませんし、冷蔵庫の上に物を置くことを一切禁じているメーカーもあります。
そうした場合は、冷蔵庫が入るサイズの組み立て式ラックを使うのも手。また、壁上部に棚や吊り戸棚を取り付ける方法もあります。
直置き可能なら、脚の付いたラックを置けます。できるけ軽量タイプを選びましょう。
冷蔵庫のサイズの合わせたシステムラック。サイズによっては、洗濯機ラックを使うことも可能です。
冷蔵庫と天井の間に上下に突っ張り棚などを設置すると、冷蔵庫の振動が天井に伝わり、騒音の元になることがあります。また、冷蔵庫は転倒防止金具をつけておくと、地震のときはもちろん、上部を収納場所に使い場合も安心です。万が一の落下に備えて、あまり重い物は載せないでおきましょう。