【初心者も簡単DIY】壁に棚を作る方法

衣類や本など、家の中のものは知らず知らずのうちに増えてしまいます。このようなものを整理するときに、まず考えるのが棚を作ることです。棚を上手に作るのは、難しいようですが、実際に作業してみると意外に簡単にできます。階段の下や出入口の上部など、空いているスペースを有効に利用しましょう。

棚受け金具で棚を作る

棚受けは壁、あるいは壁の中の柱や桟といった構造体に取りつけることが大切です。まずは、壁の構造を調べて、取りつけ位置を決めましょう。棚受け金具にはL字型のシンプルなものから、デコレーションされているもの、機能的なものなど各種あるので、インテリアに合わせて選ぶことかできます。棚板もそれに合わせて選んだり、ペイン卜したりすれば、素敵なインテリアが楽しめます。

棚受け支柱を利用した棚

壁全面に棚を作るのは、大変な作業と思いがちですが、棚受け支柱を使うと案外簡単にできます。壁に支柱をネジどめすれば、あとは棚受けをはめ込むだけで、手軽に何段もの棚ができますし、支柱を3本、4本にすれば、幅の広い棚もできます。

また棚の間隔をいつでも変えられるのも魅力です。棚の高さは、載せるものに合わせて決めてください。棚の奥行きも、棚受けが何種類かのサイズがあるので、一律でなく自由にセットできます。


支柱を垂直にネジどめします。壁下地の桟が横に入っていて、ネジがきかない場合は板を打ちつけ、それにネジどめします。

棚受けを必要なだけセットします。このとき棚受けを差し込んだら、木ヅチなどでたたき込みます。

棚受けをセッ卜したら、棚板をその上にのせます。

キャビネットなどの棚板を増やす

ダボを使う方法

既成のキャビネットなどの棚によく使われているのがダボです。種類はネジ込み式と、穴をあけて差し込むタイプ、またオスとメスがあり、メスダボを側板に埋め込み、そこにオスタボをセッ卜するタイプの3種類があります。

側板に埋め込み式のダボをいくつかセッ卜しておくと、仕上がってから棚の高さや段階を変えられるので便利です。また、ネジこみダボを使えばダボ穴がない箇所にも簡単に棚板を取りつけることができます。

受け木を取りつける方法

側板の両側に受け木(桟)を取りつけ、その上に棚板をのせる方法もあります。この方法は、壁と壁にはさまれた場所(幅90cmくらいまで)に棚をつくるときにも応用できます。なお、受け木を取りつけるときには、クギやネジがきくかどうか確かめましょう。中が空洞の場合やコンクリート壁の場合は、合う金具を使います。また、木面であれば、万能タイプの接着剤で固定することも可能です。

キャビネットなどが歪んでいることがあるので必ず、手前と奥行きの高さ、幅を測っておきます。棚の高さを決めたら印をつけます。

受け木は、15~20厚ぐらいの角材を切ったものを使います。クギやネジを使う場合は、下穴をあけて作業するのがコツです。

取りつけた一方に棚板を仮にのせ、水平になる位置を確認して、もう一方の受け木を取りつけます。棚板をのせれば、完成です。

鴨居や長押を利用した棚

鴨居や長押に棚板をのせる簡単な棚です。廊下のスミなど、幅の狭いところに棚をつくるときは、切り込みを入れた板をわたし、金具でとめるだけでよいでしょう。

コーナーの柱に合わせて、棚板に切り込みを入れます。

家具補強用の金具などを木ネジで固定すると、棚板がずれません。


コーナーがない部屋の中などの場合は、長押にのらない側を、クサリや棚受け金具でささえます。

側板がしなわないために

棚にものを載せると、棚板がしなうことがあります。これを防ぐには、棚板の前面に幅の狭い板やアルミフレームを取りつける方法があります。補強用の板は、普通①のように取りつけますが、高いところにある棚には、落下防止をかねて②のようにつけてもよいでしょう。アルミフレームは、金属用のドリルで穴をあけ、木ネジで固定します。

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