押入れは、ふとんを収納するには最適ですが、洋服などの他のものを収納するには、奥行がありすぎて、結構使いにくいものです。そんな押し入れでも、中段のはずし方や、仕切りの入れ方、棚の作り方などを知っていれば、自分流に自由に収納場所をつくることができます。このページでは押し入れをDIYで、使いやすいように改造する方法を紹介しています。
押し入れのサイズと構造
押し入れは、家の造りによって違いがあるのですが、一般的には幅が1800mm、高さ1800mm、奥行き900mmです。床の広さにするとちょうど一畳分になります。マンションや共同住宅などでは、サイズが若干小さくなることもありますので、改造する前には、押し入れのサイズを必ず確認しましょう。
押入れの改造の基本。中段のはずし方
押入れを改造するときは、中段をはずすことが基本になります。クローゼットのように、洋服を吊して収納したり、釣り竿やゴルフバックなどの長さのあるものを収納する場合、どうしても押入れの中段が邪魔になってしまいます。押し入れを改造するときは、中段をはずして後から仕切りを作ると使いやすくなります。
押入れ中段の左右の端を止めている板を釘抜きを使って外します。釘の出た板は放置すると危険ですので、釘はすぐに抜いておきましょう。
上板をはがします。釘打ちしていますので、金づちで下からたたくと釘が浮いてきます。この釘も釘抜きで全部抜いておきましょう。
前後に渡っている桟をはずします。桟も釘で止めていますので、上板と同じように金づちで下からたたいてはずします。
最後に前板をはずします。前板は大きな釘で左右の柱に止めていますので、釘抜きを使って抜いてはずします。
ごく稀にですが、壁際の桟と前板を組んで、釘打ちしてから、押し入れの内部の壁を仕上げている作り方があります。
この場合は、押し入れの前板と桟を外すことができません。賃貸住宅などで、元の状態に戻さなければならない場合は、どうしようもありませんが、改造したままでもかまわない場合は、柱に沿って前板をのこぎりで切り落とすと良いでしょう。
タテの仕切り板の組みかた
押し入れにタテの仕切り板を組むには、角材で桟を組み、3mm厚の合板を張ると良いでY層。押入れは天井や床の下地に構造材が入っていますので、構造材に釘を打ちつけます。
桟の組みかたは、はじめに手前と奥のタテ桟を入れてから、ヨコ桟を上下に入れます。ヨコ桟の上は天井の構造材を利用してもよいでしょう。最後に合板をクギ打ちしますが、これは両面からでも、片面だけでもかまいません。
尚、斜めにクギ打ちする箇所は、キリで下穴をあけてからクギ打ちし、最後はクギシメでしっかりたたき込むときっちりと仕上がります。
簡単にタテの仕切りを組みたいときは、天井の構造材と床に打ち付けた桟に、板を釘打ちすればできあがります。
タテ仕切りに棚をつける方法
棚をつくるときは、L字金具か受け木を取り付けてその上に板をのせます。
棚板は15mm程度の合板でもしなってきますので、タテ仕切りと同じように骨組みを組んでから表面に化粧合板などを貼ると強くなります。
押し入れ改造の利用例
押入れの中段を、床から72cmくらいの高さにさげると、机やテーブルのかわりに使うことができます。壁面や天井に壁紙などを貼り、棚やウオールネット、照明器具などを取りつけると、勉強のコーナーのようになります。
引出しゃウオールネットは市販されているものを利用するといいでしょう。壁面や天井には壁紙を貼り、床にカーペットを敷くとより部屋のような雰囲気になります。
ただし、押入れの床板は薄いので、人が乗ったり、重いものを乗せるときは、15mm以上の厚さの合板などを敷いて補強をしてください。
奥や横の壁面に棚をつくるときは、棚受けレールを利用すると、段数や高さを自由にできますので便利です。
壁面が合板貼りのときは、合板を釘打ちしている部分に構造材が入っていますので、そこに取り付けます。塗り壁の場合は、角材を釘で止め、そこにレールを取り付けます。
タテ仕切りを入れ、半分をふとんの収納に、半分をクローゼット代わりに使う方法です。
パイプハンガーは天井の桟を利用して、パイプ受けを木ネジで取りつけます。また、ふとんをのせる棚は、前後に補強用の板をつけましょう。