DIYでふすま紙を張り替えるときに便利なのがシールタイプのふすま紙です。はじめてDIYにチャレンジする方でも、シールタイプのふすま紙なら比較的手軽に張り替えることができますので、チャレンジして見てはいかがですか?
シールタイプのふすま紙とは?
シールタイプのふすま紙は、シールのように裏紙をはがして貼るタイプのふすま紙です。ふすま紙の裏側にノリが点状についていて、簡単に貼りつけることができる粘着ふすま紙です。
表面はフィルム加工された商品もあり、汚れても簡単に拭き取ることができますので、小さなお子様がいる家庭でも安心です。また、洋風のお部屋にも合う柄も揃っています。
シールタイプのふすま紙の値段
シールタイプのふすま紙は、ホームセンターなどで1枚あたり1000~2000円で売られています。貼りつけに必要な道具も、ご家庭にあるもので代用できますので、実質ふすま紙の値段だけで、張り替えることができます。
専門の業者にお願いすれば、1枚あたり3000~5000円が相場です。ただし、1枚だけだと来てくれなかったり、必要以上に高価なふすま紙をすすめられたりすると、結構な値段になってしまうこともあります。
ふすま紙の材質や種類
ふすま紙の材質には、和紙製・織物製、ビニール製があります。
和紙製ふすま紙
紙に用いられる和紙は、伝統的な手漉き技法(流し漉きなど)によるものと、特殊な抄紙機による機械漉きのものがあります。鳥の子については、手漉きのものには語頭に「本」の文字をつけて「本鳥の子」、機械漉きのものには「鳥の子」と区別しています。
日本の内装材料事典
織物製のふすま紙
織物は伝統的に用いられた天然素材のものと、主として合成繊維を用いたものとに分けられます。天然素材のものは主として高級な無地として用いられますが、素材の性格上、合成繊維に比べて一枚ごとに織り上がりの風合いが違います。この変化が天然素材の面白さといえます。
日本の内装材料事典
ビニール製のふすま紙
塩化ビニールなどの合成樹脂性のふすま紙で、耐水性と汚れにくさを特徴とし、水回り、廊下側や洋間側によく使われます。模様は無地調のものが多くつくられています。
日本の内装材料事典
ふすま紙を張り替えるタイミング
ふすま紙は経年でのりの粘着が弱くなります。すると剥がれてきたり、全体がぼこぼことしてたるんだようになってしまいます。また、穴が開いてしまうと見栄えが悪く、部屋全体が暗いイメージになります。こんなときには、ふすま紙を張り替えましょう。
また、ふすま紙は日光に当たるとシミや日焼けが出来てしまいます。ふすま紙の色が褪せてきたときや、季節の変わり目などの模様替えのタイミングにふすま紙を張替えると部屋全体がリフレッシュしますので、部屋の模様替えに合わせてふすま紙を張り替えるのも面白いかもしれません。
シールタイプのふすま紙を張り替えるときの注意点
シールタイプのふすま紙を貼るときは、2人で協力して貼るときれいに仕上がります。貼る時に、裏紙を少しずつはがし貼り付けながら空気を抜くように表面をなでるっとキレイに貼れます。
もし、空気が入ってしまったときは、針の先などで空気の抜け穴をあけ、指でしっかりと押さえてしっかりと接着すると目立たなくなります。
- 貼る面が凸凹の場合や汚れ・破れ・穴があるときれいに仕上がりません。あらかじめ下貼り補修を施して貼って下さい。
- 貼る面のほこりや油汚れはよく拭き取った後ご使用下さい。
- 貼りつけ作業は、できるだけ2人で行なって下さい。よりきれいに仕上がります。
- 最初の位置あわせは軽く押さえて貼って下さい。強く押さえると貼り直しができなくなります。
- ほこりの付着などでノリ面の接着力が落ちた場合や端部分のはがれが発生したときは木工ボンドで補強して下さい。