自分で天井を張り替える方法【DIYリフォーム】

DIYリフォーム

部屋の内装の構成は床、壁、天井です。床や壁とおなじように、天井もリフォームすれば、部屋の雰囲気はガラッと変わります。天井は照明器具があるだけですので、リフォームをしてリフレッシュすれば、一見して広いスペースが目に入り、部屋のイメージアップに重要なポイントとなります。

天井をDIYでリフォームする方法

天井をDIYリフォームする場合、壁や床と同じようにいくつかの方法があります。元々、壁と同じようにクロスを貼ってある場合は、クロスを張り替えるのが、良いと思います。ただし、慣れていないと結構難しいです。

古い家に多いのですが、仕上げにテックスやジプトーンと呼ばれる天井材を使っている部屋をリフォームする場合は、直接クロスを貼ることができませんので、DIYでリフォームするには非常に困難です。

そこで、比較的簡単に天井をDIYリフォームする方法として、ロックウール天井材を使った方法を紹介します。

ロックウール天井材とは?

ロックウール天井材は各建材メーカーによって名称が異なりますが、不燃、吸音効果のあるロックウールを基材として、表面に彫り加工をした柄がデザインされています。デザインも豊富にありますので、お好みの柄を探すことができると思います。

サイズは幅が約300mm、長さが約600mmで扱いやすい大きさになっています。厚さは6mmから15mmまであって、普通は12mm、厚さの薄い6mm、9mmは主に改装用に使われます。四辺の縁加工は本実加工されていますので、本体裏面に接着剤、本実にステープルを使用して止めていきます。厚さの薄いタイプには緑が本実ではなく、直角になっているものもあり、突き付けで合わせ、接着剤だけで止めます。

なお、軽量に作られていますので、軟質で衝撃に弱く、運搬やリフォーム時には角をぶつけたりしないようして作業をしなければいけません。

施行に必要な道具

カッターナイフ(大型)、ガンタッカー、カット定規、仮クギ、本工用ボンド、メジャーなどです。ガンタッカーはホッチキスのようなもので、ホームセンターなどで購入できます

天井下地の調査

天井下地の調査

ロックウール天井材は、合板又は石膏ボードを捨て貼りした上に貼り付けます。下地板は1810×910mmで 厚みが合板の場合は4mm以上、石膏ボードの場合は9mmのものを選びます。現在の天井がクロス貼りの場合は、 古いクロスを剥せばそのまま使えます。その他の天井の場合、下地がどうなっているかを調べてみます。
一般的な天井の場合は図のようになっています。古いロックウール天井材や天井羽目板を剥した場合、 下地の捨て板が石膏ボードの場合は、下地ごと剥さなければいけませんので、下地から作り直します。尚、 天井と壁の見切り部分に回り縁が取り付けられている場合は、外しておきます。

基準線を出す

基準線を出す

ロックウール天井材は300mm×600mmのサイズです。これを端から順に貼って行くと中途半端なサイズが 最後に貼らなければいけなくなりますので、左右を対照に配置するために、天井の中心線を寸法を測りスタート ラインに使う列のロックウール天井材をカットします。

天井材を貼る

天井材を貼る

1枚目の天井は右端からスタートします。2片の雌実部を手前側にくるように貼ります。ロックウール天井材の裏面に木工ボンドを点状に塗り、雌実部にガンカッターでステープルを打って固定します。そして、壁側は仮くぎを打ち、接着剤を効かします。

2枚目からは、実あわせを行い接着剤及びステープルで固定します。尚、壁側には仮くぎを打ちます。 2列目以降は、2辺を実合わせを行いながら貼って行きます。無理やりな力を入れすぎると欠ける恐れがありますので注意しましょう。

端部の処理

端部の処理

貼り終わり部分は、実あわせをする遊びがないので、実部分をカットして仮くぎで止めておきます。 尚、仕上げに回り縁を取り付ける際は壁際部分に少々隙間が空いても隠れるので、神経質にならなくても大丈夫です。

照明器具部分の処理

照明器具部分の処理

天井に取り付けられた照明は元の位置を確実に覚えておきます。そして一度配線を取り外し、 ロックウール天井材に穴をあけて通した後に、取り付けます。尚、配線を取り外す際は、必ず元ブレーカー を遮断してください。必ず、野縁材がある箇所に固定しましょう。尚、野縁材がない所に照明器具やローゼット を固定する場合は、ボードアンカーを使います。

天井のリフォームと貼り方の注意点

以上の方法で、ロックウール天井材をきれいに貼ることができます。天井のリフォームを行なう際の注意点として、 隅は少々隙間が空いても、回り縁で後から隠すつもりで行なうと良いです。下地の捨て板から貼る場合は石膏ボードを押さえる 人が必要です。石膏ボードのカットにはカッターナイフで強めに切込みを入れ、切込み箇所に力をかけて折ってやります。 そして切り口にヤスリがけをします。尚、粉がかなり飛びますのでマスクやメガネ等の保護具を着用しましょう。

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