【初心者も簡単DIY】浴室を補修する方法

住まいの修理

家の中で一番トラブルが起こりやすいのが浴室です。水を使うところですので、ちょっとした水漏れを放っておくと下地や土台などの腐りがどんどん進んでしまいます。また、ゆるくなったゴム栓をそのままにしておくと、浴槽のお湯が減ってしまって、経済的にもよくありません。できるだけ早く補修をしてしまいましょう。

浴槽と壁の間のシールの補修

埋め込み型は、壁とのすき間にシールがしてある場合、シールが剥がれてくることがあります。剥がれたシールをそのまま放置しておくと、じわじわと水が浸入して壁の内部や土台を腐らせる原因になりますので、早めに補修をしましょう。また、頑固にこびりついたカビが取れなくなったときも、シールを剥がして補修するときれいになります。

シリコン系充てん剤を使う方法

シリコン系充てん剤

古いシールは、引っ張ってはがせるところは剥がします。しっかりついているところは、浴槽側と壁側にカッターで切れ目を入れて剥がし、残ったものは割りばしなどで、こそぎ落とします。


マスキング

汚れをよく洗い、乾かします。急ぐときはドライヤーを使うとよいでしよう。

仕上げをきれいにするためにマスキングをします。すき間を残してシールする部分の両側にマスキングテープを貼ります。


充てん

チューブ入りのシリコン系充てん剤(バスコークやバスボンド)を使用します。

シリコン系充てん剤(防カビ剤入り)のノズルの先を、シール部分の幅に合わせて斜めに切り落とします。

付属の絞り金具をチューブの後に差し込み、ノズルの先をすき間にあて、絞りながら埋めていきます。この時多少盛り上がるぐらいに埋めていきます。


ならし

水をつけた付属のヘラか指で、押さえるようにならします。ならし終わったら、固まる前にマスキングテープをはずします。

テープ状のシール材を使う方法

古いシールをはがして汚れを取り、乾かしてから貼っていきます。

ウレタンゴムシール

ウレタンゴムシール

台形のウレタンゴムがテープ状になっていて、はくり紙をはがして貼るだけで、ぴったり貼れるシール材です。


貼る

テープは伸び縮みしますが、伸ばさないで貼るのがコツです。

角は45度に切って貼り、もう一方も45度に切ってピッタリ合うように貼ります。貼り終えたら、指やヘラなどでしっかりと押さえます。

成型ポリエチレンテープ

成型ポリエチレンテープ

2つ折りにして貼るタイプの成型ポリエチレンテープです。テープが少し固めなので、カーブのある浴槽には貼りにくいのですが、直線部分にはおすすめです。


貼る

テープの折りロを90度に曲げて先端の裏紙をはがし、位置を決めてから、裏紙をはがしながら貼っていきます。

角は下半分を45度に切って貼り、もう一方も45度に切ってピッタリ合わせて貼ります。貼り終えたら、指やヘラなどでしっかりと押さえます。

タイルの壁のコーナーなどのシールの補修

タイルの壁のコーナーなどのシールの補修

壁と床のすき間も、押すとゴムのように弾力性のあるシリコン系充てん剤が使われている場合は、浴槽と壁の間のシールと同様に補修することができます


ユニットバスの継目

ユニットバスの継目や収納棚の周囲にも、押すとゴムのように弾力性のあるシリコン系充てん剤が使われています。ここも同じように補修します。

ゴム栓とチェーンの交換

ゴム栓が老朽化すると、排水口にすきまができ、そこから水もれして浴槽の水が減ることがあります。そのままにしておくと、水の無駄使いになるばかりか、から炊きの原因になることもあるので、早めに直しましょう。サイズがさまざまありますので、古いゴム栓をはずして持っていき、サイズの合ったゴム栓を探して交換してください。

また、水栓のチェーンを引っ張ってお湯を抜くと水圧でチェーンが切れることがあリます。その際は、チェーンを交換しましょう。ゴム栓にチェーンがついた状態で売られているものと、それぞれ別売りになっているものとがあります。

ゴム栓とチェーンの交換

チェーンの両端についている丸カンというリングは非常にかたいので、ペンチなどで端をつかんで開いて、チェーンあるいはゴム栓を交換します。

浴室の敷居の腐り補修

浴室の出入り回の敷居が腐ってきたときは、なるべく早く補修をしましょう。木部用エポキシパテで埋めたあと、敷居や木枠など木部全体を水性つやあり塗料を塗っておくと防水効果がアップするうえ、見た目もきれいに仕上がります。

敷居の腐り

腐っている部分をノミや彫刻刀で、できるだけきれいに削り取ります。


エポキシパテ

木部用エポキシパテを必要量切り取り、よく練り合わせます。2つの容器に入っている場合は、同量取り出し、練り合わせます。


形を整える

削った部分に、練ったエポキシパテを押しつけながら埋め、形を整えます。


引き戸レール

引き戸レールがあるときは、クギを曲げて埋め込んでおくと、クギが浮き上がってきません。

もらいサビを取る

もらいサビを取る

タイル、ポリパス、ホ一口一、ステンレス、陶器に、ヘアピンや缶などを置いたままにしていたら、サビがついてしまうことがあります。

クリームクレンザーで、こすっても落ちないときは、40℃ぐらいのお湯をかけ、洗濯用の還元系漂白剤をふりかけて、しばらくおいてからこすると取れます。

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